
この写真は30年も前のものです。
足を骨折していてギブスのあんよがちょっと痛々しいですね。
実家で飼っていたポメラニアンのミュウと言います。
私が、生まれて2ヶ月ほどのこの子を知り合いの方に譲ってもらい、一晩だけ一緒に過ごし、実家に連れて行ったわんこです。
たった一晩だけでしたが、ミュウはその後も私をちゃんと覚えていてくれて、実家に帰る度大歓迎してくれました。
私が次女を出産するために里帰りした時、ミュウは病気になり入院していました。
次女は予定日を一週間過ぎても生まれず、焦り始めていたそんな朝、私は5時に夢を見ました。
それは、入院しているミュウが、ニッコリ笑っている夢でした。
なんで笑ってるの?ミュウちゃん?
彼女は確かに私を見て、にっこり優しく微笑んでいたのです。
彼女が亡くなったと獣医さんから連絡が来たのは、それからまもなくのことでした。
ミュウの亡骸が病院から戻り、悲しむ間もなく私はその日の深夜に陣痛が始まりました。
次女は翌朝産まれましたが、なかなか産声をあげませんでした。
程なくして泣きましたが、へその緒がぐるぐる巻きになっていたそうです。
それを聞いた時、ミュウが自分の命と引き換えに次女を守ってくれたんだ、と思わずにはいられませんでした。
あの朝、私にサヨナラを言いに来てくれた・・・笑顔と共に?
ミュウは痛かったはずなんです。
苦しかったはずです。
あの時、出産の事と年子の長女の世話で、私はミュウにあまりかまってあげられませんでした。
長女のよちよち歩きに両親さえも気を取られ、ミュウをおざなりにしてしまっていました。
その頃に撮ったビデオに、ミュウが一瞬しか映ってなかったのを見た時、全く気づかなかったその事実に愕然としてしまいました。
なんてことをしてしまったんだろう。
なんでもっとかまってあげなかったんだろう。
なんであの可愛い姿をもっと撮ってあげなかったんだろう。
ミュウが血便を出して入院するために支度をする間、私の大きなお腹の上に抱かれて、じーっと私を見つめていた目を、30年以上経った今でもはっきりと思い出せます。
あの時のミュウの目を忘れることが出来ません。
寂しかったでしょう、もっと甘えたかったでしょう。
後悔で今も涙が溢れます。
この思いは一生消えることはありません。
ごめんね、ミュウ、本当にごめんね。
あなたがあの時、あの子に力を与えてくれたんだよね。
ミュウが守ってくれたんだね。
ありがとうね、本当にありがとうね。
最近決心したことがあります。
チワワのベイビーをお迎えしようと。
環境を整えるために少し時間がかかると思いますが必ず、かならず。
そして、名前はもう決まっています。
みゅうと言います。
7歳という若さで虹の橋を渡ったあの子の分まで可愛がって愛してあげて、あの子の分まで長生きさせてあげたいのです。
私には、みゅうを健康長寿に導く使命があります。
先代ミュウの分までみゅうを幸せに長生きさせるという使命。
いつかいつかの遠い未来に、私が天国であの子に会ったら、オカーさん、頑張ったねって笑顔であの子に褒めて貰えるように。
そのためにこのブログを開設しました。
みゅうの一生をミュウの分まで濃く記していきます☺️
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