この記事に書いてあること
犬の正常なおしっこのpHは弱酸性
犬のおしっこの理想的なpHは弱酸性です。
だいたい6.0~6.5くらいが理想的です。(サイトにより若干の差がありますが、おおむねこの範囲です。)
7.0以上はアルカリ性、5.9以下は酸性に傾いていることになります。
では、アルカリ性、酸性に傾くとどうなるかというと、7.0以上のアルカリ性に傾くとストラバイト、5.9以下の酸性に傾くとシュウ酸カルシウムが生成されやすくなります。
膀胱炎の特徴 朝一のおしっこが臭い
朝一番のおしっこの匂いを、なんとなくでよいので意識しておくことは大切です。
人間でも朝のおしっこって一番濃いですよね?
犬もそうですが、膀胱炎になると朝一番のおしっこがいつもよりきつい匂いになります。
いつもと匂いが違う、臭い、と思ったら頻尿がないかよく見てあげてください。
シートを光に透かしてキラキラしているものが見えたら完全にストラバイトになっています。
日頃のチェックが症状を重くしないことに繋がります。
朝のおしっこは毎日気を付けてみてあげてくださいね♪
ストラバイトの結晶は療養食で溶かすことができます。
実際にみゅうがストラバイトができた時の記事
同じ結晶ですが、ストラバイトととは逆に、酸性に傾くとシュウ酸カルシウムができゃすくなります。
こちらの方がやっかいで、療養食では溶けないことがあります。
場合によっては、手術するしかないこともあります。
犬のおしっこのpHの特徴

この写真はある朝のみゅうのおしっこのPhです。
7以上は要注意です。
これが朝一番のおしっこであれば心配です。
ですが、心配ではないこともあります。
おしっこのpHは一日の中で変動します
犬のおしっこのPHは、1日の中で変動します。
空腹時は弱酸性で、食後からだんだん強アルカリ(7以上)に移行していきます。
その後数時間かけてだんだん下がって、元の弱酸性に戻ります。
正常な状態であれば、毎日これを繰り返していきます。
食後何時間か後・・・これはその子によって、またその日の状態によっても若干違うので何時間、と言い切れませんが、
上の写真のようにアルカリ性に傾いているのが食後のものであれば問題はなく、その後弱酸性になれば異常ではありません。
一番重要なのは、弱酸性でいる時間が長いこと、がポイントです。
アルカリ性、酸性に傾いている時間が長ければ長いほど結晶ができやすくなります。
アルカリに傾いた場合は、キラキラしたストラバイト結晶ができ、おしっこをするたびにそれが膀胱を傷つけ、血尿が出るようになります。
みゅうがストラバイトになった時、とても切ない、何とも言えない顔をしておしっこをしていました。
きっと痛かったんだろうと思います。
頻尿になり、少ししか出なくなります。
飼い主さんのほとんどがそれで気づくはずです。
人間でも膀胱炎の経験がある方はお判りでしょうが、不快で痛くて何とも言えない状態になりますよね。
これを小さなみゅうが耐えていたかと思うと可哀そうでなりませんでした。
初めてストラバイトができた時、超音波で塊が見えましたが、これがストラバイトなのかシュウ酸カルシウムなのかはわからないと言われました。
療養食を食べて一週間して消えたらストラバイトだったということ、もし消えなかったらシュウ酸カルシウムだということがわかる。
シュウ酸カルシウムだった場合は、ごはんで溶けないので最悪は手術になると言われて、一週間は針のむしろにいるようでした。
幸いにもストラバイトだったため、一週間後にはみゅうの膀胱はすっかりは綺麗になってくれました。
おしっこのpHは朝一番の空腹時のおしっこを測る
pHが8近くに傾いても時間と共に元の弱酸性に戻れば何の問題もありません。
空腹時の状態が弱酸性であることが重要です。
おしっこのpHを空腹時の朝一番に測るのはそういう理由からです。
おしっこの健康を守る予防策
ではなぜ戻らないことがあるのでしょうか?
多くは、おやつなどでお腹がいつもいっぱいの状態が続いてしまう、食事のバランスが崩れたりおしっこに行けなかったり、水をあまり飲まなかったり。
その子の行動の特徴的なものや、もともと尿路が弱い等の体質の問題もあるかもしれません。
膀胱炎は雑菌が入って、ということもあるかもしれません。
症状が出た場合は、生活環境の見直し、食と水の内容の見直しが必要ということです。
過度のエネルギーはわんこたちの内臓に負担をかけることになります。
やはり空腹時間を作って良く運動し、適度に水を飲み、バランスの取れた食生活をすることが大事です。
みゅうが膀胱炎からストラバイトになったのは、ごはんの食べが悪く心配しすぎた私が過度にいろいろなトッピングをし過ぎたせいかもしれないと思っています😭
本当に可哀そうなことをしたと、いっときとても落ち込みました。
なので、とにかく治すこと。
そして二度と再発させないことを目標に、時には心を鬼にすることもありました。
これらを克服して分かったことは、わんこに必要以上のものは毒になる、ということでした。
毒になるものとはおやつです。
おやつについてはまた別途記載します。
pH試験紙いろいろ
pH試験紙はネットで多種多様なものが売っています。
2枚目の写真のように0.2刻みのpH試験紙もありますが、これは少し高額です。
一番上の写真のものは500円前後でAmazonでも買えるのでずっとこれを使っています。
一回に使う量は2~3cmで十分なのでそんなに消耗しません。使いでがあります。
おおよそこんな感じの色なら及第点です。
みゅうのpHは平均するとだいたい6.4くらいだと思います。
時々7くらいになることもありますが、次の日に6代に戻れば問題ありません。
たまに、2日ほど続いたり、間隔を開けずに7になることがありますが、それも日々の観察で問題がない範囲であろうと判断が付きます。
これも4年の間に体得した感覚ですね。



↑この写真は膀胱炎だった時のものです。
アルカリに傾いています。この状態が長く続くとストラバイトができてしまいます。

↑この写真は、逆に酸性に傾いています。
酸性に傾くと、今度はシュウ酸カルシウムができてしまい、これはなかなかごはんで溶かすことができません。
こちらの方がやっかいです。
おしっこのpHは健康のバロメーター
毎朝測るみゅうのおしっこのpHですが、さすがに7.6以上になることはもうないですが、朝一番のみゅうのおしっこが7.0くらいになることはたまにあります。
そこで判断するのは、おしっこの臭い、頻尿度、そしてストレスです😅😅
ストレスで血尿が出ることがある、についての記事はこちら
特に思い当たることがない場合は、次の日のおしっこを参考にします。
2~3日続くことがありますが、その後通常の6.0に戻ります。
長年の(と言っても4年ですが😂)経験値から、みゅうのおしっこが健康か、そうでないかを見極めることができるようになってきました。
尿路は、みゅうの一番のネックポイントです。
見逃さないようにチェックできるpHを毎日測ること、これは本当に大切だと思っています。
みゅうの膀胱炎の後、毎朝一番のおしっこのpHを測って記録するのが私の日課となりました。
ほとんど最初からだったので特に苦痛でもなく、それはごはんをあげると同じくらいに当たり前なことになっています。
記録媒体は、カレンダーだったりノートだったりにしているのですが、その数値を書き込んだ記録媒体は現在4冊目になっています。
あまりにも殴り書きで😂ひと様にお見せできる状態ではないので控えますが、それを見るとpHに加えて体重の変化、日々の出来事などが短いメモ書きですが書いてあって、先日ふと読み返したら忘れていたことを思い出したりしてほんわりしました😊
殴り書きですが、その記録は、4年分の日々の日記と同じもの。
今では可愛くて懐かしい大切なものになっています。
来年からは、ちゃんとした可愛い手帳を買おうかしら😅
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