この記事に書いてあること
動物病院推奨のロイヤルカナン いいの?悪いの?
動物病院から勧められる療養食は、ほとんどの病院でロイヤルカナンが圧倒的に多いと思います。
他にヒルズなどもあるかと思いますが、みゅうが膀胱炎で勧められた療養食は、かかった二つの病院で共にロイヤルカナンを勧められました。
みゅうを迎えるにあたり、私が一番こだわったのがごはんです。
良いごはんが健康長寿の源、厳選された良いごはんをあげたい、それだけは固く強くこだわっていました。
そして、BHAが入っていると言われているロイヤルカナンだけはあげたくない、そうも思っていたのです。
それなのに、迎えて2ケ月で膀胱炎になり、勧められるのはロイヤルカナン。
それに逆らって他の療養食をあげたらストラバイトになり・・・。
こちらの記事に詳しく経緯が書かれています。
診察を受けて先生が仰ったのが、ストラバイトを消すのに一番が早く効果が出るのはロイヤルカナン、ということでした。
一週間で消える、というデータがあるとのことでした。
え?ロイヤルカナンってそんなに効果が早く出るんですか??私は目からうろこでした。
前の先生がちゃんとそう説明してくだされば、私の考えは変わっていたと思います。
ロイヤルカナンが嫌だろうが何だろうが。
最速で結果を出したいことはストラバイトを消すこと。
まずそれに集中し、その日からロイヤルカナンの療養食を食べさせることにしました。
あの頃のロイヤルカナンにはまだBHAが入っていたはずです→現在は入っていないそうです。
不本意でしたがこの後、みゅうには2歳過ぎまでロイヤルカナンを与えました。
膀胱炎を克服したら他のごはんに変えようと決めて。
何が最優先かと言ったら、みゅうの膀胱炎を治すこと。そして再発させないこと、それが最重要事項だったからです。
ロイヤルカナンの効能 ロイヤルカナンは優秀?
おかげで先生のおっしゃった通り、見事に一週間でストラバイトは消え、これ以降、膀胱炎は繰り返しましたが、ストラバイトができたことはありません。
ロイヤルカナンを食べさせながら定期的に尿検査を受け、その都度みゅうの尿路の程度に合わせごはんを変えていきました。
また、成長と共にアレルギーになったり避妊手術後に太ったりして、尿路+アルファのごはんが必要になっていきました。
ロイヤルカナンは、例えば尿路+アレルギー、尿路+ダイエットサポート、といった複数の症状に対応したごはんがたくさんあるのです。
そういう意味ではロイヤルカナンは療養食はとても優秀だと思います。
他のメーカーにはない組み合わせの療養食があると先生がおっしゃっていました。
おかげでみゅうはその都度、ごはんを変えながら尿路をケアして安定した体調を保つようになっていきました。
ここで+αの条件として、ごはんについてよく知っている獣医さんに出会えたことがラッキーだったと思うのです。
以前、みゅうを幼稚園に入れた際、そこの園長先生が、獣医師はごはんについては大学で勉強しないんだと仰っていました。
現場で初めて経験する→知識不足の獣医も多い、と。
ごはんについて探求していない獣医師の場合は、提案できる療養食も限られてくると思います。
その点、みゅうの先生は、その都度みゅうに合ったごはんを考えてくれました。
そんな経緯で、みゅうは2歳半頃まで、私の絶対拒否のロイヤルカナンにとてもお世話になったことになります。
ロイヤルカナン様さま、です😆
その後ご飯を漢方ごはんに変えたのですが、しばらくしてロイヤルカナンにBHAの成分がなくなったとネットで見ました。
やはり飼い主の要望も多かったんでしょうね。
それであれば、ロイヤルカナンは優秀なごはんだと今は信頼を置くことができます。
療養食の長期摂取で起きてくる弊害
ただ、生涯食べ続ける療養食として弊害が出てくるかどうか、最近調べていないのでわかりませんが、療養食は長期にわたり食べられるものを与えないと、他の病気を誘発することになります。
例えば、昔のロイヤルカナンの療養食は、尿路の場合、水を多く飲ませる意図で塩分を強くしてありました。
食欲をそそるため油も強い。その結果、長期で与えると膵炎を引き起こす・・・。(2018年~2019年頃の情報です。現在は改善されているかもしれません。)
現在、把握しきれないほどの療養食を見かけますが、長期にわたり食べられる、と書いてあるごはんは安心ですね。
またそうでないと愛犬に新たな病気を引き起こしてしまいます。
ペットフード、ペットの療養食も日進月歩。
飼い主もわが子のために日々勉強することは必要ですね。
ロイヤルカナンでなくてはだめだったこと
2歳半を過ぎる頃、ようやくみゅうの膀胱炎も再発しなくなり、体も随分丈夫になってきたと思えたので、療養食の枠からは出られませんが、もっと体に優しい療養食に変えていきたいと思い、みらいのドッグフードのごはんに切り替えました。
実は、途中で落ち着いたと思った頃に、みらいのドッグフードの尿路のごはんをあげたことがあります。
その時はPh値があがり、尿の状態が安定せずやむなく断念したことがありました。
その時は、やっぱりロイヤルカナンでなくては駄目だったのです。
みゅうの尿路はまだまだ未熟で、少しの変化にも左右されるほどダメージを受けやすかったのだと思います。
この点からも、ロイヤルカナンは本当に優秀なんだと思います。
この経緯を経て、2歳を過ぎた頃にもう大丈夫だろう、とみらいのドッグフードに再チャレンジをしたところ、Phの状態も安定しようやくみゅうはロイヤルカナンから卒業できました。
私がここでお伝えしたいのは、療養食の選び方はとても重要だということ。
また、一度ダメだったとしても、体の変化とともにダメではなくなることもある。
与えたいフードを一度であきらめなくても良い、ということです。
わが子の体は日々変化しています。
その都度、向き合い、体に聞いてみてあげる。
そうすればきっと良い状態でいてくれるようになる。
飼い主の姿勢が大切だと思います。
他の病気もそうですが、療養食に併せて大切なのがおやつです。
おやつに関してはまた別記事であげたいと思います。
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